2つ目の窓/ニジトーク/2つ目の窓



映画「2つ目の窓」鑑賞。

奄美大島で生活している16歳の界人(村上虹郎)と同級生の杏子(吉永淳)。ある日、島の人々の相談を受けるユタ神様として生きてきた杏子の母イサ(松田美由紀)が、難病で余命わずかなことがわかる。杏子を励ましながらも、神と呼ばれる者の命にも限りがあることに動揺する界人。そんな中、恋人のいる母・岬(渡辺真起子)が醸し出す女の性に嫌悪感を抱いた彼は、衝動的に幼少期に別れた父のいる東京へと向かう。久々に父子一緒の時間を過ごして島に戻った界人だが、岬の行方がわからなくなったという知らせが飛び込んでくる。

村上淳とUAの息子、村上虹郎のデビュー作であるというのと、河瀬直美監督が専門学校のOGであるということで公開前から楽しみにしてた映画。
すごく良かったです。
虹郎君とムラジュンが居酒屋で語り合うシーンはすごく親子だなあと思ったし、酔っぱらったムラジュンが(役でも撮影当時本人も16歳だった)虹郎君に「20歳まであと4年か」って言ってるのも良かったなぁ。子どもと大人の間を行ったり来たりしている虹郎君の苦しさがすごく伝わってきた。それから、松田美由紀のために吉永淳や島の人達が歌うシーンも素晴らしかった…。吉永淳の儚い歌声は胸にくる。もちろん色んな表情を見せる奄美の自然にも圧倒された。

ただ、あのヤギのシーン、作品中盤のは松田美由紀の「命の繋がり」の話があった後やから意味があるかなと思ったけど冒頭のは必要なんだろうか…必要なんやろうけど、2回とも突然常田富士男が現れてメェ〜!っていう。一体あのじいさんは島の中でどういう位置づけなのか知りたい…。

今までの河瀬監督の映画はあまり好きにはなれなかったけど(観た年齢が若かったというのもあるかもしれないけど)、今回の映画を観て、もう一度過去の作品も観てみようと思いました。それから、スタッフロールの中に武くんの名前を見つけて、ちょっとほっこりしました。百々先生元気かなぁ。




上映後は、村上虹郎を中心とした「ニジトーク」というトークイベント。予定していたKEE(渋川清彦)と新井浩文の他に急遽高良健吾も登壇してきてテンション上がりました。イベント内では、河瀬監督の撮影がいかに過酷だったかとか、虹郎君自身の「2つ目の窓」の解釈の話だとか、すごく面白かったです。このイベント、8/1まで連日やっていて、7/31はムラジュンとの親子トークだということでちょっと見たい…ムラジュンがギター弾いて虹郎くんがUAの歌を歌うという企画もあったらしく(ポシャったらしいけど)、なにそれ豪華!ポシャったといいつつもしかしたらやるかもなので行く方羨ましいです。
ハウスダストアレルギーの高良健吾が登壇直後から鼻水と涙垂らしまくってたのは本当に素晴らしかったです、ごちそうさまでした。

2 love:

hal at: 2014/07/31 20:43:00 さんのコメント...

ちいちゃんの映画レビュー楽しい!あーん映画みにいきてい!!

hasegawa at: 2014/08/02 13:25:00 さんのコメント...

ありがと〜!最近、映画観ても感想書いてなかったけどはるちゃんにそう言われたら俄然ヤル気が出てきたわ!

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