わたしはロランス/わたしはロランス/わたしはロランス


わたしはロランス  鑑賞。

彼は、女になりたかった。彼は、彼女を愛したかった。 どこにも行けない"愛"に果敢に挑戦するふたりの、 とても"スペシャル"な、ラブストーリー。

モントリオール在住の小説家で、国語教師のロランスは、 美しく情熱的な女性フレッドと恋をしていた。

30歳の誕生日、ロランスはフレッドにある秘密を打ち明ける。 「僕は女になりたい。この体は間違えて生まれてきてしまったんだ」。 それを聞いたフレッドはロランスを激しく非難する。 2人がこれまでに築いてきたもの、フレッドが愛したものが否定されたように思えたのだ。

しかし、ロランスを失うことを恐れたフレッドは、 ロランスの最大の理解者、支持者として、一緒に生きていくことを決意する。

メイクを教え、女性の服装で生活すべきだと促すも、 モントリオールの田舎町で生活するのは困難がつきまとう。 あらゆる反対を押し切り、自分たちの迷いさえもふり切って、 周囲の偏見や社会の拒否反応の中で、 ふたりはお互いにとっての"スペシャル"であり続けることができるのか…?

女性になりたいと思い続けた主人公が偏見に遭いながらも願望をかなえ、恋人である女性と過ごす葛藤と愛の日々を描く人間ドラマ。カナダを舞台に、女性として生き始めた男とそのガールフレンドの10年に及ぶ波乱に満ちた歳月を映し出す。監督は、23歳という若さで本作を発表したカナダ人監督グザヴィエ・ドラン。『ぼくを葬る(おくる)』のメルヴィル・プポーが主演を務めるほか、『勝手に逃げろ/人生』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のナタリー・バイが出演。鮮やかな色彩の映像と共に、切なくも強く生きるカップルの姿に魅了される。


ずっと観たかった映画。

本当に観てよかった‼︎‼︎‼︎

ストーリーはもちろん、映像の綺麗さや画面の切り取り方のスタイリッシュさ、音楽やファッションも最高。


人の目や非難を浴びながら自分の思いを貫こうとするロランスもだけど、そういう彼(彼女)と一緒にいたくて、同じ好奇の目に晒されてしまうフレッドの気持ちが切なくて胸が締め付けられた。土曜のランチのシーンやロランスがお母さんに電話するシーンは、辛かったなあ…

恋愛においてよく聞く「人は外見じゃなく中身」という言葉も、簡単じゃないことなんだと。


監督はこの映画を撮っていたときまだ23歳だったらしいけど、彼自身、どれほどの体験をしてきたんだろう。たくさん傷があるぶん、表現できる面積が増えたと思いたい。


メインのフライヤーになってるシーンは本当に素敵!ラストも最高でした。


わたしはロランス。

素晴らしい映画でした。

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